2014年の映画「セッション」を観ました。デミアン・チャゼル監督は、この映画で認められて「ラ・ラ・ランド」の実現につながっていったみたいです。
有名音楽学校の鬼教師と、トップクラスのドラマーになりたい教え子の話だとは知っていましたが、ハラハラして最後までどうなるのかと観てしまう作品。教え子である主人公が、狂気じみてきて壊れていくのかと思ったら、ちょっとまさかの展開で血だらけになってドラムをたたきに来たところで、こっちはとどめを刺されました・・・・・。なにこれ、ホラーじゃん!
ドラムに専念するため好きだった女の子にも背を向け始める。 |
退学して拷問的生活から救われて、音楽やるのは終わりかと思ったら、鬼教師に再会して彼も退職させられてて、ライブ出演に誘われて、せっかくこの人から逃れられたんだからやめときゃいいのに引き受けて、ステージ上で鬼教師からおまえのリークで退職になったことをおれは知ってるぞと告げられ、言われていたのとはちがう楽曲を始められるという悪質な嫌がらせに、楽譜もなくてできない主人公。
また拷問にハマっていきそうなところをこっちは見せられるわけですが、そこから主人公の挽回というか、対抗が始まって映画は終わる・・・・・。
あのシーンは、主人公が精神的拷問に打つ勝つって意味合いですよね?6年前の教え子は鬱になって自殺したけれど、この主人公は超えるかどうか?ってシーンだったのかなあ。で、最後は鬼教師と通じ合っちゃったって話ですよね?
リークしたのはおまえだろ、からの嫌がらせのながれはゾーーーーとしました・・・・・。おそろしいこの役で、J・K・シモンズはアカデミー賞を受賞。
吹替だったので英語だとどんな感じなのか(とくに鬼教師)は観てみたいけど、それ以外でまた観たいとは思わないですねえ。
でも、「ラ・ラ・ランド」はだれが観ても(映画がとくに好きじゃない人が観ても)いい映画って言う映画。こっちはマニアックな題材の映画。そういう意味で、興味深くおもしろかったです。
で、劇中の曲が頭から離れない。映画の原題”Whiplash”は、曲名でもあり、むち打ちという意味でもあるそう。
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