Black & Blue Jeans |
ひと月ほど前のこと、キャロリン・ベセット・ケネディをふと思い、彼女の写真を見返す機会がありました。
シンプル、ベーシック、クラシック。見れば見るほど、そう思いませんか?「遊び」らしきものも、さほど(まったく?)なく、そのほとんどが黒で構成されていたキャロリンのワードローブ。
これらのキャロリンのファッションに10代のころ憧れていたわたしが、いまあらためて彼女のファッションに見るのは、ああ、こんなにまで貫いていた人だったんだな。ということ。
「スタイルを貫く」ではなんだか物足りなくて、それ以上の「徹する」なんて言葉がぴったりくる。
圧倒的に黒で、ほかの色もごく限られているという具合で、黒だけでデザインのバリエーションがこんなに豊富なワードローブも最近あまり見たことがないような。
と思いつつ、かつての自分のワードローブは「黒」中心だったので、そういえばこういう感じでした。(笑)
いつもワンパターンなファッション。というと、「つまらない」とわたしも含め思ってしまいがちです。
が、ひとつのもの、ひとつの色を極め、厳選されたものをまわりにふりまわされることなく着る。というシンプルな行為は、ちっともつまらなくないどころか、それこそ「スタイル」なんじゃないかなと思います。
厳選されたものというのは、愛するものともいえると思う。キャロリンはもともとカルバン・クラインに勤めていた人なので、彼女のファッションがミニマルだったのはそのせいかもしれないけど、当時のCKのランウェイも頭のなかから引っ張ってきながら見るキャロリンのスタイル、それがいま懐かしくもあり新しい。
わたしも結局パンツにTシャツなんかがいちばん好きだし、それは特別お洒落だとかいうものではないきわめてシンプルなものですが、徹すると見えてくるもの、備わってくるものがある。そう信じています。
あらためてキャロリンのスタイルが好きだーーーという気持ちでいっぱいになり、20ルックを編集してみました。カラー別です!ぜひご覧ください。
皆さんがお好きなのはどのキャロリンですか?
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