TV「スーパープレゼンテーション」という番組を観ています。
2012年、ヴィクトリア・シークレット(Victoria's Secret)でも活躍するモデル キャメロン・ラッセル(Cameron Russell)が、
そこに登壇しました。私、これが話題になったとき、ネットで探して観たのですが、
日本では最近TV放送されたのか?、また観る機会がありました。
彼女のトークは、ホームページで観れます。HERE.
ものすごく衝撃な内容だったとは私は思わないけれども、その後、彼女の環境は変わっていったのでしょうか、
「美の基準を人々に植えつけてきたことに罪悪感がある」と告白したり、
自ら雑誌 "INTERRUPT" を発行し、メディアが照らさない人々に光を当てる活動を始めたという。
そのことを今回、日本での放送をきっかけに知ったので、いろいろ調べてみたところ、
あるインタビューで、彼女はファッションブロガーについても触れていました。
「ファッションブロガーもメディアが照らす世界にあるもの」
そんなふうに語っていたのですが、まさに、そうなんですよね。
海外の有名ファッションブロガーの活動のからくりに興味があって、ここ何年か調べていますが、
ファッション業界と、メディアとブロガーの強力なタッグによって成り立っていて、
日本のだいぶ先を行っていると思います。
キャメロン・ラッセルとINTERRUPTの話に戻すと、
新しいものを買わないで、セカンドハンド(古着)を着ようというプロジェクト Not New Challenge や、
先週行われたニューヨーク・ファッションウィークでは、
サンローラン氏(Yves Saint-Laurent)やヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏など、
ファッション界の大物たちが残した美の格言を、一部、べつの単語に書き換えて
女性のリアルな心の声を訴えるメッセージにして発表したり、
皮肉たっぷりというか、モデルなのに大丈夫?!?!と思ってしまうほど(現在もモデルとしても活動)
アメリカだからできるんでしょうか?本気で取り組んでいる感じなのは、よくわかったんですが・・・・・
エリート(モデル事務所 Elite)のサイトに、INTERRUPTが紹介されていましたし、
まあ大丈夫なんでしょう。。。
90年代のスーパーモデル クリスティ(Christy Turlington)が、当時ランウェイから早々と去って、
大学に行って、今はモデル兼、女性やママを支援する活動家なんですが、
27歳のキャメロンさん、こりゃ次世代のクリスティなのか、どうなのか。経営者っぽくもなりそうです。
美しいことはすばらしいけれど、その奥に何か問題意識があったり、だれかのストーリーやメッセージがあることを知ると、もっと惹かれます。
自分にも、そういう何かアクションができないかと思っているのかどうか、今はまだわかりませんが
キャメロンさんの活動には、とても考えさせられます。
最後に、イメージやファッションをあつかうコンサルタントとして思うのは、
パーソナルスタイルは、“個々にちがう”と私は考えているので、
メディアが啓蒙する女性像の流行は、どこか幻想的なような。
一歩引いた目で見ているのが正直なところかもしれません。でも、ファッションフォトは好き。
美や生き方に、正しい答えはありません。一つでもありません。
インスピレーションや、気づきや発見の対象として、楽しむ程度に観ればいいんだと思っています。
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