HOME

2016年3月10日木曜日

Annie Leibovitz




アニー・リーボヴィッツの「Women: New Portraits」のつづきです。



個人的に、こ、これはやばいーー!と思ったいちばんは、

スクリーンで流れていた作品で、ツィギーを先頭に、70年代、80年代、90年代と

時代を象徴したファッションモデルたちを集めた、1999年の作品。

モノクロームの写真が、絵巻物のように右から左へ流れていくという、

写真を映像のように見せた演出。

モデルのヒストリーは、時代の女性像を表す。感動でございましたよ。



世界のいろんな写真集を閲覧するスペースもあり、

でも、閲覧よりも興味があったのは、Yチェアがあることと、鉄瓶をまんなかに配置した

囲炉裏を欧米化したようなテーブル、間接照明の暗い空間で閲覧するという演出でした。

そうそう、会場のBGMは、ボブ・ディランでした。





写真展は、3月13日までやっておりますよ。

感性を養いたいかた、審美眼を磨きたいかた、写真やデザインに

興味のあるかた、カルチャーが好きなかたは

行ってみてはどうでしょう。って、わたしがそのどれもにあてはまるからです。



こういう、明らかに一般大衆ウケしなさそうな催しに来ている人は、どういう人で、

どんなことを考えているんだろう。って、わたしはすごく気になるんですが、

おなじ催しに来ていても、たどりつくまでの経緯は

ぜんぜんちがっていたり、関心ポイントもちがうでしょうからね。

自分の視点で観ればいいと思っていますが、

わたしの日常で、ファッションカルチャーをネタにだれかと話す

シチュエーションは、ほぼないので、そんなことを思っちゃうんですね。笑



アニーのドキュメンタリー映画を、むかし観たのですが、

"Framing"と何度も語っていた彼女の声が、いまも忘れられないのと、

写真とは、人生を切り取ることで、つねに、どう切り取るか

わたしもそんなふうに撮りたいな。と思ったのを覚えています。



が、実際は、「あ!いま、ここ撮りたい」と思っても、

自分は写真家ではないので、相手に失礼だったり、まわりを気にして

撮れないことが多いですよね・・・笑

ピンタレストも、よかったらのぞいてみてください。






Follow Momo F's board Annie Leibovitz on Pinterest.


0 件のコメント: