昨日は、国際女性デーだったんですね。先日行ってきた、アニー・リーボヴィッツの
世界10都市巡回展「Women: New Portraits」のことを書こうと思います。
アニー・リーボヴィッツの写真展が、東京滞在中にやっている!
ぜったい行きたい。東京に着くとホテルに荷物を預けて、すぐ向かいました。
「東雲」を、「しののめ」と読むのを知らなくて、ひがしぐもと読んでいたくらい、
ぜんぜん知らない場所で、降りてみると、なんだか殺風景な倉庫街らしい。
ほんとうに、こんなところ?というような界隈に会場をみつけたとき、
怪しみは、「うわ、かっこいい」になりました。
会場もそうだけど、ブラックスーツに身を包み、入口に立っていた「こわもて」の男たち。
SP(ボディーガード)かと思いましたよ。
SP(ボディーガード)かと思いましたよ。
案内係にしては、みため、こわい。笑
にっこりきっちり案内するお姉さんがいるような、一般大衆向けアート展とは
ひと味も、ふた味も、そもそものコンセプトがちがうのでした。だって、アニーだからね。
ファッションフォトマニアにとって、ヴァニティ・フェアやヴォーグをはじめ
幾多のカルチャーシーンであまりにも目にしてきた、おなじみの
アニー・リーボヴィッツの写真。なかでも今回は、女性のポートレート中心らしいが、
その写真展に立ち会える。なんて嬉しいことなんだろう。
ヨーコと映る、ジョン・レノン。ジョンが撃たれて亡くなる数時間前の写真として
有名になった作品です。
アニーの被写体は、政治家、研究者、ダンサーなど、ファッションの世界だけでなく
さまざまな世界に棲む人々なのですが、
彼女の作品スタイルから、わたしが惹かれるところをひとつ挙げるとしたら、「色調」です。
グレイッシュなグリーンといえばいいか、曇った、みどりがかったグレーを
帯びているところ。ポートレートよりファッションフォトのほうが、
「その色」はよく出ているかもしれない。
そういう色調は、落ち着きがあって媚がなく、男性的で、静かで大人。
人物のかたちや表情と融合すると、たちまち「力づよさ」が立ち現れて、
なんともドラマティック。
彼女はレズビアンだと思うのですが、女性に対する視点、彼女の生きかたが
表れているんだと思います。
表れているんだと思います。
長くなりそうなので、つづく。
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