■忘れられた巨人
読了。夫婦の愛を試す話かな。冒険やファンタジーが焦点ではなく、長い道のりを共に歩んできたなかには悪いこともあった。けど、その過去もひっくるめて大きな心でお互いを大事にし合う姿が描かれている。
「記憶」を消し去ることでやってこれた部分もある。けど記憶が戻っても、すべてを受け入れて目の前の人が大事。という大きな愛と思いやり。イシグロさんが考えたかったのはそれだったのかな。
シャーロット・ランプリングが主演した「さざなみ」という熟年夫婦(老夫婦?)の「ざわざわ感」を描いた映画を思い出したりも。自分のなかではけっこう噛みごたえのあった、学ぶことのあった映画。なにかと思い出すことが多いです。
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