オリヴィエ・アサイヤス監督、クリステン・スチュワート主演の「パーソナルショッパー」を観てきました(何週か前)。このふたり、前に「アクトレス」という映画でも組んでおり(ジュリエット・ビノシュ主演)、そのときも観に行ったんですが、今回の映画はパーソナルショッパーの話で、しかもクリステンが主演ってことで、ずいぶん前から楽しみに待っていたんでした。
シャネルが衣裳提供。 |
パーソナルショッパーっていうのは、忙しい顧客の代わりに買いものしてきたり、服を選んできてスタイリングする職業のことです。
ところがです。パーソナルショッパーの話でちょっとミステリー仕立てなのかと思ったら、ホラーだった。パーソナルショッパーもやってる霊媒師の話でした・・・・・。なんでこのタイトルなんだろう?霊の話のほうがメインというか、物語の本質だったと思うんだけど。(原題もパーソナルショッパーです)
パーソナルショッパーの仕事の場面で、別人になってみたい願望とかが絡んでくるんですけれどね。たしかにシャネルの服、素敵だったけれども。カルティエ、ルブタン、でてくるけれども。
心臓発作で亡くなった双子の兄の霊からのサインがくるのを待っている、霊媒師兼パーソナルショッパーの話・・・・・。
アサイヤス監督の「アクトレス」も、こんな浮遊感ある雰囲気の作品だったように思うので(ホラーじゃない)、見えないことを題材にする監督なのかなあ。潜在意識とか欲望とか。
アサイヤス監督とクリステン。 |
バイクに乗って高級ブティックをはしごする主人公はカジュアルな服装で、こっそり顧客の高級服を身につける。どちらのクリステンもかっこいいんだけど、息をのむほど美しかったのが、芸術品のような裸・・・・・。むかしのヨーロッパの絵画みたいだったです。
映画祭とかイベントにでてくるときの彼女は、このところ必ずシャネルですね。完全エレガントにまとめてないところが好きです。
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