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2017年9月19日火曜日

敬老ギフト問題とその周辺


まわりが歳とってくると、考えることも変わりますね。敬老ギフトを見に行ったりしてたんですが、いつもギフトを送ってるんだけど、去年とはぜんぜんちがうことを考えて選んでいる自分がいました。

いつも、だいたい和菓子だったんですが、まず、和菓子は日持ちがしない。認知症と超高齢のふたりは、宅配を受け取ったら放置して忘れてますから、これからはもう日持ちしないものは送ったらダメ。去年はまだ、そんなことは考えてなかったんですけど。





で、えびせんべいとか、デパートにいくつか店が入ってますし、日持ちも3~4か月なのでそれにしよかなと思ったんだけど、歯がねえ。固いもの大丈夫なのか?と思うと、これもダメ。

忘れるんだったらもう送らない選択も考えたんですが、なにもしないでスルーするわけにも・・・・・と思ったから結局2日間くらい検討して、あんこを練りこんだフィナンシェと、日持ちしそうで固くなさそうなお菓子をいくつかをチョイスして箱詰めしてもらいました。

以前は絵手紙の生徒さんが来たりして、お菓子を出したりする機会が多かったので多めに送っていましたが、いまはそういうこともないんだろうなあと思うし、箱もお菓子代も小さいです。にしては、送料が大きかった(笑)。でも、会いに行く交通費代わりと考えたらぜんぜん安いです。





台風が来ていたから敬老の日よ早く着いてもかまわない便でお願いしたんだけど・・・・・。敬老の日を過ぎましたが、ふたりからとくになにも連絡ないですね。ああ、やっぱり忘れちゃったか。以前は受け取ったら必ず電話あったんですけどね。

こっちからかけてみようかとは思うけど、ひとつ嫌なことがどうしてもあって、電話から遠のいてしまう。祖母だけと話すのだったらいいんだけど、祖父にいろいろ、子供がいないで生きてる人は生きる意味がないだとか、言われるのがほんとうに嫌なんです。

それで電話しにくくなる自分の懐の狭さについても、考えることはあるのですけど、昔はめちゃくちゃおもしろいおじいちゃんで大好きだったので、どうしてこうなったんだろうって最近よく思う。





それにしてもこの発言、いろいろなことを含んでいますよね。わたしに言うのはもうしかたないとして、こういう発言で多くの傷つく人がいることとか。

これは言ったらあかん発言だろうとわたしは思うけど、世の中の多くの人はまだまだこう思ってるんだろうなあとも思うし。そう思うとこわいんですけど、言われて嫌ということは、どこかで自分もそう思ってるからかもしれないし。

年寄りじゃなくてもこういう考えをふつうに言う若い人にも会ったことがあるので、無くなることはない考えですよね。そういうもんですね。

「わたしたちはこの世を見るために、聴くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、わたしたちには生きる意味があるのよ」

映画「あん」のなかで、樹木希林演じる徳江さんが語っていた台詞。徳江さんが作っていたあんこ、たべてみたいなあ。





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